ガソリンスタンド、セロファンテープ、ローン(住宅等)など、和製英語や日本語化している英語由来の横文字言葉。これらは、どれくらい元の英語と違うのでしょうか?

  今回は、実際の英語と横文字言葉の意味が違うもの30個をピックアップして、それぞれがどんなズレを持っているのか説明していきたいと思います。

そもそも横文字言葉やカタカナ英語と言われているものは、いつの間にか英語が日本語化したものや英単語同士が合わさった造語であり、日本語なのです。

英語圏でそれらを使っても「通じない」「違う意味で取られる」かがほとんど。
実際に、僕もこれらの横文字言葉で「通じない」経験をたくさんしました。

では、オカシナ横文字言葉30選いきまーす!

※ちなみにオーストラリア英語を中心に選んでいます。

★オカシナ横文字言葉30選の見方★

番号. 横文字言葉: ‘正しい英語’ 「勘違いや例文」☆☆☆の順で説明します。

☆は紛らわしい度合いを表し★★★で”紛らわしさMaximum”です。

便宜的に英語にフリガナをふっているだけで、発音の手がかりにはしないでください。

 

  1. ガソリンスタンド: ‘Gas station (米) Or Petrol station (英)’ 「ガソリンスタンドは日本語です。」★☆☆

  2. クーラー: ‘Air conditioner Or Air flow’ 「車の中で暑かったら’Can I get airflow please.’でOK。」★☆

  3. フロントガラス(車の): ‘Windscreen’ 「Front glassて言うと、一体何の何処にあるガラスのコップなんだ?ってなります。」★★

  4. ハンドル(車の): ‘Steering  wheel’ 「Hnadleて言ったら十中八九ドアノブだと思われます。Steering  wheelは、ステアリング(操舵)する輪。ちなみに自転車はHandlebar」★★

  5. バックする(車の): ‘Reverse’ 「言われると’あ〜’と思いますよね。車のギアシフトのところにPRNDLて書いてあります。Park, Reverse, Neutral, Drive, Low」★★

  6. バイク: ‘Motor bike Or Motorcycle ‘ 「Bikeと言うと普通は自転車のことです。会話の最初で取り違うとややこしいかも。」★★

  7. スクーター(原付): ‘Motor scooter’ 「文脈にもよりますが、scooterと言うと普通は子供たちが脚でキックして乗る乗り物を指すことが大半です。」★☆

  8. ショベルカー: ‘Digger Or Excavator’ 「ショベルカーと言うと車のシボレー (Chevrolet car)と勘違いされるかもです。」★★

  9. クレーム: ‘Complaint (コンプレイント)‘ 「Claim(クレーム)は’請求する’という意味なので、日本語の’クレーム’の意味はありません。Make a complaintで日本語のクレームの意味」★★★

  10. シリアス(serious): ‘severe(セビア), profound(プロファウンド), major(メジャー), heavy(ヘビー), significant(シグニフィカント)‘ 「日本語として使うシリアス(serious)は重大な感じですが、こちらでは日本ほど重大じゃなくても使います。Seriously, cold chips are not very tasty, you have to eat them before getting cold. チップス(fish & chips)は冷めたら美味しくないから、冷める前にたべなね!くらいで使います。」★☆☆

  11. シュリンプ(shrimp): ‘Prawn(プローン)‘ 「Shrimpは小型のエビを指すので、日本人が想像する大きさのエビはPrawn(プローン)と呼びます。この2つのエビは大きさだけでなく種類も異なるそうですが、それは魚屋さんにおまかせしましょう。」★☆☆ 

  12. ホットフード(辛い食べ物): ‘Spicy food’「Hot foodはプライドポテトやピザなどを指します。辛いものはspicyで表現します。ちまみにワサビの辛さはIt clears my nosesと言ったりします。鼻にツーン!てやつです。」★★☆

  13. クレンジング: ‘Makeup remover’「そのまんまですが、クレンジング(cleansing) と言うとFace cleanser(洗顔)やBody cleanser(断食して飲んで出すヤツ)を想像シちゃうます。英語で洗顔はクレンザーなんです。なんか洗顔後がガビガビになりそう。」★★☆

  14. マニキュア: ‘Nail polish(ネイルポリッシュ)‘「お店でマニキュアと連呼するより、ネイルポリッシュと一回言えば、マニキュアが買えます。」★★☆

  15. ラップ: ‘Cling wrap(クリングラップ)‘「Wrapというと、お肉や野菜を巻く薄いパン生地もしくはその巻いた料理を想像しちゃいます。Wrap美味しいです。」★★☆

  16. チェアー: ‘Chair(チェア), Armless chair(アームレスチェア), Bar stool(バースツール), Stool(スツール), etc,,‘「Chair, 椅子と言っても種類があり、背もたれが無い椅子は’stool’、それをchairとは言わないんです。ネイティブにCan you take a chair for me please?と背もたれ付椅子と丸椅子がある中でお願いしたら背もたれ付椅子、すなわちChairを持ってきてくれますよ。」★★☆

  17. タレントさん(テレビ等): ‘Tv performer’「Talentは(生まれ持った)才能を指します。You have a talent for 〜 で何々の才能がある。be talented at 〜ingで〜にさせる才能がある。」★★☆

  18. ビーチサンダル: ‘Flip Flop(フリップフロップ)‘ Beach sandalsと言うといわゆるビーサンよりもゴツくて踵をホールドするタイプをイメージしてしまう可能性あり。夏のオーストラリアでは「サングラス・日焼け止め・Flip Flop」の3つは必須アイテム。お出かけ前の「鍵・携帯・財布」みたいな!★★☆

  19. コンセント: ‘Power point’ なんかそのままですが、電化製品を手に持っていなくて「コンセントは何処?」と聞いたら、まず伝わらないと思います。★★☆

  20. マジックペン: ‘Texta(テクスタ※オーストラリアで) 固有の商品名が、呼び名になった例です。日本で言う’油性マジックの’マッキー’みたいなものです。もしくは、 Permanent markerで大丈夫。ボールペンはballpoint pen、先の細いペンはfineliner pen。ちなみに、ペンを借りる時はCan I have (grab or use) your pan please?」★★☆

  21. シール(貼る): ‘Stickers(ステッカー)‘「シールと言うとsealでアザラシか密閉するみたいに聞こえるかと。映画などで見かける封筒に赤い蝋でペタリと封をするのもsealです。」★★☆

  22. ガードマン: ‘Security guard(セキュリティーガード)‘「近年は、◯◯マンのman, policamanやfiremanは、policeofficerやfirefighterなどに変わっています。なぜなら、様々な職業で男女どちらも働いているからです。」★★☆

  23. ベルトコンベア: ‘Conveyor belt(コンベアーベルト)‘「シンプルに語順を入れ替えるだけ!語順入れ替えは他にも、「照焼チキン」はChiken Teriyaki。」★★☆

  24. シチュエーション: ‘Status(ステータス), circumstance(サーコムスタンス)‘「日本語でシチュエーション(situation)は、こんな状況という使い方が多いと思いますが、situationは、”結構な状況”を指す場合がありI have a situation,,,と言うと「自分、かなりやばい状況にあります。」です。」★★★

  25. リフォーム: ‘Renovation(リノベーション), reconstruction(リコンストラクション) 「Reform(リフォーム)は、人の性格矯正や改善する”人について”の場合に使う言葉なので、建物に使うとチンプンカンプンになります。」★★★

  26. ギブアップ: ‘Quit(クイット)「日本語的な’目標をギブアップ’という使い方より、長年の習慣を断つ時にgive upを使います。Give up smoking-タバコをやめる。また夢を諦めるみたいなギブアップはabandon(アバンダン)または forsake(フォーセーク)が近いかな。喋り言葉(informal)ならchuck it in(チャッケティン)で’諦める’, またchuck(チャック)で’投げる・捨てる’になります。勿論、throw it awayもOK!」★★☆

  27. ウィンク: ‘blink(ブリンク)「winkもblinkもまばたきなのですが、winkは意図的に(片目で)行うもので、blinkは無意識に目をぱちぱちしている状態を表します。ある人がまばたきして、その光景をS/he made a winkとすると、なんか違う意味になってしまいますね。気をつけましょう。」★★★

  28. プラスとマイナスドライバー: ‘Phillipshead screwdriver(フィリップスヘッド: +) & Flathead Or Slottedscrewdriver(フラットヘッドまたスロッテッドヘッド)‘「日本語のプラスとマイナスドライバーの方が絶対わかりやすい!と思うのは僕だけでしょうか。。。」★★☆


  29. シード(seed): ‘Stone(ストーン)「種はseedで間違いないのですが、 桃や梅などの大きな種はstoneと言います。ちなみにstone faceというと女性が感情を表に出さない状態、いわゆる無表情。対して、Porker faceも感情を表に出さないことをいいますが、こちらは男性のイメージと結びつきやすい。」★☆☆

  30. ベビーカー: ‘Pram(プラム), Buggy(バギー), Stroller(ストローラー)「Baby carは日本語です。Baby car seat(ベビーシート)もしくは、Kids electric ride on car(子供用の乗れる電気自動車)を連想されてしまうと思います。または、笑いながらBMWがいいか、それともベンツがいいか?て聞かれるかも。ちなみにベンツは’ベンツ’とは呼ばす’Mercedes(メルシィ−ディス)’と呼びます。」

 

日常で使っている”横文字言葉の英語””実際の英語”の間に、面白いギャップを発見してもらえたでしょうか。

違いがあるからこそ、語学学習は楽しくてワクワクしますね。

みなさんも英語学習をシながら、こういったギャップを見つけてくださいね!