英語はダイレクトな言葉で敬語、謙譲また丁寧語が無いなんて言う人もいますが,,,
ありますから!!
会話の中で相手に対して敬意を表したり相手に対しての配慮する、そんなフレーズはそれこそ山ほどあります。
その中から、日常会話でネイティブたちがよく使うものをご紹介します。
現在のことを過去形で尋ねる
友達同士でビールを飲んでいる時に、自分のビールが空になった。
そんな時友達が、
Did you want another beer?
訳:もう一本ビールいる?
あれ!?Did???
なんで過去形で聞くの?
そうです。質問の際にCan が Could になる”譲歩”を示すあれです。
Didで尋ねることで「あれ?ビール空だね。もう一本必要だった?ごめんね、聞くのが遅くなって。」みたいな意味合いが入ります。
また、親が子供に尋ねたり、客人に対して何かを尋ねたりする際にはWouldが良く使われます。
- Would you have some more?
- 訳:おかわりはいかがかしら?
- What would you like to buy for today’s dinner my darling?
- 訳:今夜の夕食のために何が欲しいのかな?(買い物などで)
過去形で切り出す
誰かに何かを尋ねる時に日本語だと「あの、すみませんが,,」と前置きしたりしますよね。
そんな感じで、英語では現在のことですが過去形を使います。
代表的なのがWasですね。
誰かに何かを尋ねる時に英語ネイティブたちが良く使うのが、
- I was wondering,,,,
- I am wondering,,, または I wonder,,,
‘I was wondering’の方が、amより丁寧な響きがあり「あの〜ちょっと分からないのですが」というtentative(テンタティブ: 不確定な)な感じがします。
- I was wondering if you could get finished your job by 3pm tomorrow.
- 訳:もし、あなたが明日の午後3時までに仕事を切り上げることができれば。
相手に尋ねる時に、尋ねる内容が”できるかできないかが分からない時”また”聞こうとしている内容が現時点で未定な時”な場合に良く使います。
過去形で提案
相手に対して、自分の意見や提案をする際に
Wouldでいきます。
It would be better、(私にとって)それがいいです(が、あなたはどうですか?)
括弧()の中は”私はそういう風に思っています”というニュアンスです。
自分の都合だけを押し付けるのではなく相手に対して伺いを立てている、そんな譲歩的なニュアンスがあります。
- A meeting tomorrow morning that 9:30 am would be better for me.
- 訳:明日朝のミーティングは午前9:30だと私はとっても助かります。
上記対訳がなかり意訳だと思われるかも知れませんが、実際に話している時の感情はそんな感じです。
英語は、直接的な物言いが強く、日本語のような配慮が無いなんて思っちゃいけません。
どんな言葉にも「相手への尊敬と配慮」を示す表現があります。
日常会話でもフォーマルな場面でも多く耳にする”過去形”を使った丁寧で配慮のある表現集でした。
みなさんも機会があれば(いや、無理くりにでも会話にねじ込んで使う位で丁度いい)、ここでご紹介した表現を使ってみてください。