会話を継続させるテクニック
今回は、English filler(イングリッシュ・フィラー)という、会話を途切れさせないテクニックのご紹介です。これを使うと会話のスムースさも上がり、あなたも、あなたの話し相手も気持ちよく話すことができるでしょう。
Filler( Gap fillerとも言われる)は、”つなぎ言葉”です。
you know, er, like, let me see, well, so, you see, okey, to be honest, basically, I mean, by the way, etc..
などなど、多くのフィラーが英会話中に出てきます。
ところで、あなたはこう思ったことはありませんか?
「英語ネイティブたちって、ずーと喋ってるな。」
それは、彼ら彼女らが 様々なfiller wordsを使って、会話を継続させているからなんです。
では、なぜ fillerを使って喋りを続けるのか。
ネイティブスピーカーにとって”沈黙”は怖いんです。
これは英語がLow-context cultures(低文脈文化)に属するのが理由で、英語では情報(自分の意思や考え)は言葉よって伝えられ、それ以外の言葉になっていない情報は伝わらないというもの。
対して、日本語によるコミュニケーションはhigh-context cultures(高文脈文化)であり、言葉だけでなく言葉にされていない情報を会話の状況から読み取り行われる。
”察する”とか”推し量る”行為ですね。
ですが英語話者は、言葉にされた情報を基本にコミュニケーションを行うので”沈黙”は、情報ゼロ状態!これが怖いのです。
だからネイティブはfillerをはじめ、さまざまな方法で会話を継続させるのです。
あなたもネイティブと話す際にはfillerで沈黙回避、そして話し続けることで多くの英語表現を引き出しましょう!
会話を継続させるメリット
このfillerは、ネイティブが自然と使っているテクニックであり、これを使うと会話が使わなかったときより確実に長くなります。
gap filler、日本人でも英会話中級者以上は既に使っているテクニックかと思いますが、このfiller使用の利点。
第一は、”会話の流暢さ向上”です。
会話が続くのは、”英語が喋れている”ということ。
第二は、会話中に”考える時間”ができる。
Fillerで稼げる時間は、1秒前後と一瞬ですが次に何を話すかを考えるこができます。
第三は、会話の内容を示唆する”前置き”になる。
Basically, by and largeは「一般的には〜」
Technically, in more detailは「専門的, 具体的には〜」
To be honest, honestlyは「正直なところ〜」
In fact, actuallyは「実際のところ〜、正味な話〜」
By the way, more importantlyは「ところで,、もっと大事なことは〜」と話の方向転換にも使えます。
第四は、Filler自体、自己創作可能 (僕のアイデア)
Filler自体は、本でもインターネットでも多くを知ることができますが、自分で作り出すこともできます。
僕が良く使う自作fillersは:
- Yeah, I (don’t) think so, but one thing I can say that
- Really, I’ve never heard anything like that you told me
- I presumably think so, but I’d say it from a different point of view
- I would be more (most) likely to say that
- It’s somehow difficult to say, however, I try to make it that
- It struck (strikes) me that
おいおい、fillerと言うより長い前置きじゃないか!!
と、お叱りを受けそうですが、これらを言っている間に話す内容や順番など大まかに考えています。
こういった型があれば使う「動詞」「副詞」「助動詞」を変えたりすることで表現の幅も広がります。
上記の自己創作fillersは、日本語でいうところの、
「そうですね〜、でも、僕の意見としては〜」
とか
「なるほど、ですが違った視点からも捉えてみまようと思いますが」
といった感じですが、これらは会話相手に対し”あなたの話を聞いています。”という意思表示でもあるのです。
あなたもgap fillerで、会話を継続してみてくださいね!