知らない英単語に出会った時どうしますか?

そんな時に使える”意味を推察する方法”をご紹介します。

また、このテクニックはボキャブラリーを増やすのにも有効です。

Prefix & Suffix

分からない単語を見つけたらどうしますか?

「辞書を引く」が第一選択肢だと思います。

しかし知らない単語でその都度辞書を引くのは大変だし、読んでいる英文の内容が頭に入ってきませんよね。

そんな時は、その単語のPrefix(プレフィックス)とSuffix(サフィックス)に注目します。

  • Prefixes: 接頭語, 単語の最初に付き新しい単語にする
  • Suffixes: 接尾語, 単語の最後に付き単語の品詞を示唆

PrefixUnforgettableSuffix 

★Prefix & Suffixの代表的な例★

 


Prefixは、単語の意味を変化させます。

上記の表にあるように“dis”は”否定”、”re”は”再び”というようにprefixは単語の意味を変化させます。

  • 例: like(好む) → dislike(嫌う)
  • 例: charge(充電) → recharge(再充電)

対してSuffixは、単語の品詞を変化さたり状態を示します。

“able”は”形容詞”、”ness”は”名詞”というようにsuffixは単語を変化させます。

  • 例: believe(信じる: 動詞) → believable(信じるられる: 形容詞)
  • 例: endless(終りのない: 形容詞) → endlessness(終りのないこと: 名詞)

このようにprefixとsuffixに注目していけば、知らない言葉の意味を推測することができます。

これは漢字の主部や偏といったものと似ていますよね。

例えば、”主部”:”氵(さんずい)”があれば、に関係する漢字と分かる。

”偏”:”艹(くさかんむり)” 植物に関連した漢字と分かるようなものです。

prefixとsuffixの知識が増えると、始めての英単語でも大方の意味や状態を掴むことができます。


文脈から意味を探る

知らない英単語を含む、文章全体の文脈(コンテクスト)からその単語の意味を読みます。

※高校・大学受験を経験されていて既に使ってい方は、recap程度に読んでください。

この方法は、prefix & suffixと合わせて活用すると効果的です!

…, it was with pleasure that he now went on sitting in the tavern.

The proprietor of the establishment was in another room, but frequently came into the main room, descending a flight of stairs from somewhere, his foppish black boots with their wide red tops appearing first.

Fyodor Dostoevsky, Crime and Punishment (London: Random House, 2007), 11.

男性が何処かに行って。

誰かが別の部屋にいて、でも頻繁にメインルームに来て、どこからか階段を降りてきて、その人の何かの黒いブーツのワイドな赤い上部がの見えている。

上記引用文で、目新しい単語はtavern, proprietorとfoppishくらいかと思いますが、これらが分からなくてもメインアイデアは掴むことはできます。

tavernは場所でproprietor人を示す名詞で、foppishはブーツを修飾する形容詞。

そして、これらの言葉の前後の流れや文脈から、なんとなくですが意味が見えてきます。

※tavern, proprietor, foppishの意味はこの記事の最後に書きます。


Lexical resource

レキシカルリソース、聞きなれない言葉かも知れませんが、要はボキャブラリーです。

英語(他言語も)は文脈によって適切な言葉(単語)の組合せが用いられています。

言葉は文脈化(contextualised)され文に落とし込まれているので、知らない単語でも文のメインアイデアや前後の言葉から読み解くことができるはず。

この言葉の文脈化が分かるようになると、ボキャブラリーは飛躍的に強化されていきます。

そのために、さまざなまジャンルの本を読んでみてください。

ボキャブラリーの研究によると、1つのジャンルの読書より、ジャンルが多いほうが効果があることがされています。

それと、古い英語の本や小説を読んでみるのおすすめ。

表現や単語が古風で面白く、ボキャブラリーも増えますよ!

Shakespeare(シェークスピア)は、多くの英語の表現(catch a coldとか)をたくさん生み出した人で、世界中で愛読されています。

これがまた、表現が古風でして。。僕も、まだまだ読書が足りませんね。。


★最後に単語の意味★

  • tavern: (名詞), 酒場
  • proprietor: (名詞), (店舗などの)所有者
  • foppish: (形容詞), (男性が)キザな、めかし込んだ。