Maybeは日本語の「たぶん」ではない

多くの日本人が「maybe」を「たぶん」として理解しているかと思います。

それって、ちょっとズレてますよ。

今回は、日本人が感覚的に誤解している”Maybe” (副詞)についてご紹介。

「たぶん」と「maybe」の定義

先ずは日本語と英語の「たぶん」の定義を比較。

日本語: たぶん
(副詞)ある事柄についての推量を表す。
たいてい。おそらく。


英語: maybe
(副詞)ことによると、ひょっとしたら、もしかしたら。
話し手の意識としては起こる確率が5割程度。


両言語の「話し手の意識として起こる確立」が違うのわかりますか?

日本語で「たぶん」は、次に起こる事などが6〜7割以上の確率で使うことが多いと思います。

英語を喋る際に、日本語の感覚のままで「maybe」を多用すると,,,

相手(英語話者)は「なんだか、あやふやで不確定な事が多いな…」 と感じることがあります。

NipponくんNipponくん

Maybe, you can make it.

ikitaくんikitaくん

上記Maybeについて、
日本語:たぶん、できるよ。(70%できる)
英語:もしかしたら、できるかも。(50%できる)

話し手の意思と聞き手の理解がズレていますよね。


英語の推量の副詞

「たぶん」や「もしかしたら」は英語で?

ここでは、英語の「たぶん」や「もしかしたら」がどれくらいの確信度で用いられるか見てみます。

副詞を話しての確信度で大まかに分類:

・90%以上: probably, presumably, doubtless, inevitably, necessarily definitely, certainly, etc.
・65%以上: likely
・35-50%以上: maybe
・30%以上: perhaps
・30%以下: possibly


「Maybe」が使われる文脈にもよりますが、日本語感覚の「maybe」は“likely”がこれに当たるのかと思います。


確信度を表現する英語

厳密に書けば“perhaps”“maybe”は、前述の「確信度」で違いがありますが、自分がそれくらいの確信度で物事を提示しているのかを表現できる便利な言葉たちです。

↓↓こんな感じで確信度が違います↓↓
 Probably > Maybe > perhaps > possibly 


まとめ

会話の文脈で「推量の度合い」「確信度」は左右されますが、自分が「どれくらいの確信度」を相手に伝えたいかを”maybe”だけではなく、さまざなまな副詞を使って表現してみましょう。

Probably、会話間で交換される情報量が豊かになりますよ!!