英語: Letter (文字)の”音”について
オーストラリア生活四年目ですが気を抜いて発音すると、娘(5歳)に発音を注意されます。
「ダディ、”シー”じゃないよ。C (スシィー)だよ。」てな感じです。
当たり前ですが、英単語はアルファベット一文字一文字の集まりで、その一文字ずつの「正しい音」を身に着けていないと「正しい発音の英単語」は実現できませんよね。
私の娘(5歳)が、学校(オーストラリアの公立小学校)のPrep class*(プレップ・クラス)の英語の授業で実際に使っていたものが「Alphablocks」(アルファブロックス)- 発音的には(エルファブロックス)の方が近いです – という子供向け教育番組。
※Prep class: プレップ・クラスとは、日本で言う幼稚園年長さんの学年で、オーストラリアでは小学一年生の前に、このプレップに通います。
この「Alphablocks」は、イギリスのBBCが提供している子供向け教育番組で、A、B、CからZまでのキャラクターがどうやって繋がって”英単語”ができるのかを”一文字づつの音”と一緒に教えています。
興味のある方は「Alphablocks」で検索してみてください。
この中で、アルファベット一文字ずつの発音も出てきて「正しい音」を覚えるのには最適です。
英語:Letter (文字)の”母音”と”子音”
英語は、母音(vowels)が12個、子音(consonants)が24個あります。対して日本語は母音が5つ(あいうえお)で子音は1つ(ん)※ここでは日本語の標準語を元に書いています。
この音数の差が、私たち日本人を苦しめているのです。。
僕のように30代から本格的に英語を始めた者には、この壁は高い!
だからこそ、基礎の基礎、ABC,,,Z、それぞれの”音”をしっかりと練習しました。
英語の音が聞こえない理由の一つは、、
昔、友フランス人の友達に(日本語ペラペラ)「日本語の音は、簡単だね。聞き取りやすい。」とバッサリ言われました。
ちなみに、オーストラリア人の友達にも(日本語ペラペラ)「日本語、そうだね発音は簡単。基本、あいうえおだからね。」と、日本語より広い音域の言語話者たちには、”日本語の音”は聞き取りやすく、発音も簡単みたいです。
この逆も真なりで日本人が英語を聞き、発音するのは、やはり難しい。
そして、日本語と英語では、言葉として使用(発音)される”音”の周波数域が異なります。英語の方がこの周波数域が高いとされています。そして、私たち日本人の耳は”日本語の周波数域に特化”しており、英語の周波数域を拾うのが苦手なのです。なぜなら、人間の脳は言語コミュニケーションで使わない音を”聞く必要のない音” &”聞こえない音”として処理してしまうのです!
なんてこったー!!
でも朗報なのが、英語を聞き続けることで「失われた周波数域」が復活するのです!!
その復活にかかる時間は、個人差はありますが継続して英語を聞くことが肝要です。
出勤前、通勤電車、昼休み、夕飯時、寝る前と隙間時間に英語をスマホやパソコンで聞く、聞く、聞く!!
僕のおすすめは、自分のお気に入りを決めてそのコンテンツを聞き続ける。例えば、定番のBBC Podcasts、6 Minute EnglishそれにTED Talks。6 Minute Englishは、さくっと聞ける。TEDは、いろんな国の人の英語が聞けて面白い。
でも、自分の趣味に合ったものを聞くのが一番良いです。
聞き続けることで、英語が聞こえてくるようになります。
ただし、巷で言われているみたいに「聞いているだけで、あなたも英語を◯週間でマスター!」なんてことは、ありえません。聞く時は、受け身ではなく「内容を取りに(把握)いく。」つもりで聞いてください。
正しく聞こえれば、正しく発音することに近づけます。
耳と脳を英語に”チューニング”する。
日本の英語教育では、読み書きに重点が置かれていて、この記事で注目している”英語の音”については、軽視されがちな傾向があるように思います。
例えばpurposeを書く時に「プウァポウセ」て唱えながら書いていませんか?単語を覚えようとするあまりに、ローマ字読みしてしまっていませんか?
英語を意識して耳から入れ、耳が慣れ、”文字先行の英語ではなく”、音としての英語を身に着けてみてください。
そうすれば、皆さんの頭の中にある”英単語”と”正しい英語の音”が結びつき、発音も向上すると思います。